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じんましんを治すための3つの知識

チェック1

急性と慢性の症状の違い

じんましんは紅斑(皮膚が赤らむこと)と膨疹(皮膚が膨らむこと)が特徴です。最初は蚊に刺された程度の小さなかゆみですが、徐々にじんましんの範囲に広がって、かゆみも激しくなりやすいです。

しかし、その症状は数分から数時間で消えて、跡もほとんど残らないことが普通です。逆に皮膚がポロポロとはがれ落ちたり、かゆみが続いてジュクジュクし出すと、別の病気が考えられます。

一般的には赤みと膨らみが4時間以内に治まり、再発しても1カ月以内で留まるときは急性じんましんと診断できます。

急性じんましんは原因不明であることが多いですが、赤みや腫れを発生させるヒスタミンを含んだ肥満細胞が、疲労やストレスの影響で刺激に過敏になっていたとも考えられます。その場合は日常生活の改善なども必要です。

一方、じんましんが数時間で消えても、1カ月以上症状を繰り返すときは慢性じんましんと推測できます。慢性蕁麻疹はアレルギーが原因になりやすいため、皮膚科でアレルギー検査を行い、その物質を避けることが予防法です。

治療薬は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲み、かゆみがつらいときには抗ヒスタミン製剤を患部に塗ります。長期間、医師と相談しながら内服薬や外用薬の量を調整することが大切です。

チェック2

じんましんの10大原因

じんましんの原因はアレルギー性と非アレルギー性に大別できます。アレルギー性じんましんは食べ物や花粉などを体内に取り込むことで発生します。非アレルギー性じんましんは寒さやストレスなどが根本的な原因です。

また、じんましんの種類は原因によって決まります。例えば、激しい運動でかいた汗が原因でじんましんが発生した場合はコリン性じんましんです。

種類原因
アレルギー性じんましん
  • サバなどの魚類、貝、エビ、カニ、イカなど
  • 小麦、卵、牛乳などのアレルギーが起きやすい食品
  • 豚肉、たけのこ、チーズなどに含まれる仮性アレルゲン
  • 合成着色料、保存料、酸化防止剤などの食品添加物
  • ホコリ、花粉、カビ、ダニ、細菌などのハウスダスト
  • 犬、猫、ペットの毛
  • アレルギー症状を発生させる物質全般
機械的じんましん
  • ベルトで締まった腹部、時計を巻いていた腕など
  • バッグをさげた肩、ブラジャーを着けた背中など
  • かいたり、押し付けるなどの行為
  • 皮膚のこすれによる物理的刺激
  • 皮膚に直接当たる人工的な刺激全般
温熱じんましん
  • 入浴中や入浴後で体温が上昇する
  • エアコンの温風を浴びる
  • ストーブやこたつなどの暖房器具で体が温まる
  • 冬に厚着をする
  • 体温を上昇させる要因全般
寒冷じんましん
  • アイスなどの冷たい食べ物で体温が低下する
  • エアコンの冷風を浴びる
  • いきなり冷たいプールやシャワーの水を浴びる
  • 冬に素足でフローリングを歩く
  • 体温を低下させる要因全般
日光じんましん
  • 太陽光に直接当たる
  • 日焼けをする
  • 太陽光や紫外線が当たる行為全般
コリン性じんましん
  • 激しい運動で汗をかく
  • 暑さで発汗する
  • 緊張状態で冷や汗をかく
  • 汗をかく行為全般
心因性じんましん
  • 物事に過敏になって、心身が軽度な不調を訴える神経症
  • 精神的な原因により、体に病状が現れる心身症
  • 心身で機能障害が発生する躁うつ病
  • てんかんなどの脳内物質の影響
  • 自律神経失調症などの神経系の異常
  • 精神的に悪影響を及ぼす原因全般
病巣感染によるじんましん
  • 風邪や喘息などの気管系の病気
  • 胃炎や胃潰瘍などの胃腸系の病気
  • 病気や感染症全般
じんましん型薬疹
  • 予防接種の副反応や抗生物質の副作用
  • 咳止めなどの非ステロイド系の消炎鎮痛剤
  • 内服薬全般
血管性じんましん(クインケ浮腫)
  • じんましんになる原因全般
  • まれに遺伝

じんましんが発生する原因を特定して、なるべく近寄らないことが最善の予防策です。ただし、じんましんは特別な原因なしに突発的に発生することもあり、その場合は特発性じんましんに該当します。

仮にじんましんが発症した環境を再現できても、100%再発するとは限らないなど、原因を確定させるまでに時間がかかる病気です。

チェック3

原因物質を避ける治療法

内因性のじんましんは落花生やバナナなどのアレルギー物質、人工甘味料や香料などの食品添加物、ハウスダストや花粉などを体内に取り込むことで発生します。さらに血管が拡張するお酒や香辛料も控えたいです。

外因性のじんましんは温熱や寒冷などの温度変化、太陽光、運動による汗、ストレス、細菌やカビなどの感染症などから外部刺激を受けることで発生します。犬や猫に弱く、頬や腕にかゆみが広がる人もいます。

このような体内と体外からの原因物質を避けることは、じんましんの治療法の1つであり、次に生活習慣の改善と薬の投与があげられます。

  1. じんましんの原因になる物質を極力避けます。
  2. 食事と睡眠など生活習慣の改善やストレスの緩和に努めます。
  3. 抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲みます。

例えば、温熱じんましんの可能性が高い人は、お風呂はぬるめの38~39℃に設定して、入浴剤や薬湯などの刺激物は入れないようにします。エアコンの温風やこたつの赤外線が直接当たらないような工夫も必要です。

また、かゆい部分をかくと皮膚が傷ついて、炎症を広げたり細菌が繁殖することからかゆみが増します。かゆみを慢性化させないためにも、皮膚がデリケートな人はかゆみ止めを塗るなどの適切な処置が望ましいです。

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