子供がじんましんを発症する原因!草や虫などの外部刺激に敏感

子供に起こりやすいじんましん

子供に起こりやすいじんましん

子供のじんましんは原因不明で突発的に起こることも多いですが、基本的には複数の原因が潜んでいる可能性が高いです。これは子供の皮膚が大人よりも薄く、体質的にも刺激に敏感に反応するためです。

主な原因には食物性アレルギー、ダニやカビ、虫刺されなどの外部刺激、急激な温度変化など多種多様です。さらに強い紫外線の日光、運動による発汗、ストレス、別の病気の症状ということもあります。

子供特有の理由では草や虫などとの接触でかぶれることです。自然で遊ぶことが多い子供は半ズボン、半袖で動き回ることが多く、大人と違う形でじんましんになりやすいです。

食べ物も果物やお菓子など、子供が口にしやすい食べ物から原因を探っていくこともできます。合成着色料、保存料、酸化防止剤などの食品添加物も判明しにくい原因の1つです。

大人より子供のほうが風邪をひきやすいことも、じんましんの発症原因にあげられます。風邪は病気の諸症状を誘発するため、比較的にじんましんも発症しやすいと考えられています。

ただし、乳幼児とも風邪をはじめとした体調の悪化はよくあることで、必ずしもじんましんの誘発したとは確定できません。

エビとカニによるじんましんの発症例

甘エビで口の周りがボツボツになる
2017.09.01
30代 女性 アレルギー性じんましん

3歳の娘は甘エビを食べたときに、初めてじんましんを発症しました。しかし、最初の3回はいずれも甲殻類のアレルギーと考えられますが、4回目は違いました。

  1. 3歳2カ月で甘エビを食べた直後に、口の周りを中心に顔に軽いじんましんが出ましたが、1時間で自然と消えました。
  2. 3歳6カ月でエビフライを食べたあとに、甘エビのときと似た症状が起こりました。かゆみを伴いながら赤みは2日で消えました。
  3. 4歳8カ月で茹でたカニを食べたあとに、体全体にかゆみを伴う盛り上がりが見られました。症状は1週間ほどで消えてました。
  4. 4歳10カ月で風邪をひき、発熱時にじんましんを発症しました。すぐには消えずに2~3日続きました。冷たいタオルで抑えました。

4回目は食べ物によるアレルギーではないため、温熱じんましんコリン性じんましんの可能性もありますが、風邪による体調不良が主な原因である病巣感染によるじんましんと予想できます。

子供が風邪をひくと、じんましんを誘発する細胞を抑えている物質が不安定になり、小さな刺激でもじんましんが発症することがあります。子供は大人に比べて細胞が不安定であるため、じんましんも出やすくなっています。

じんましんの治療とアドバイス

じんましんの原因が明確であれば、それを取り除いたり、避けたりすることがベストです。食べ物が原因である場合は、特定の食品を除去するだけではなく、なるべく専門医の指導を受けましょう。

ただ、発症例では原因不明で急にじんましんが出てくるケースも多いです。その際は冷たい水を絞ったタオルで軽く叩いたり、冷やすことでかゆみが少しだけ緩和されます。

じんましんは内側から来るかゆみとむくみであるため、基本的には塗り薬を使用しません。そのため、かゆみを抑える薬である抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用すると効果的です。

長期的な治療ではアレルギー系の伝達物質の遊離を抑制して、じんましんの誘発するヒスタミンをブロックする薬を使います。抗アレルギー剤などの内服薬を継続して飲み続けて、自然と安定化してくることを待ちます。

また、子供の場合は甲殻類アレルギーなどに対しては、体が成長すると耐性ができる可能性がありますが、必ずしも完治できるわけではありません。

そのため、じんましんの原因を除去するというよりも、日常的に原因物質を避けて長期的な視点で抑えていくことが大事です。

一方、症状を軽減させる脱感作療法などの治療法、効能に優れた抗アレルギー剤や抗ヒスタミン薬もありますので、皮膚科の医師に相談しましょう。

発疹を悪化させない5つのホームケア

急に皮膚に発疹が出ても、じんましんかどうかの判断が付きにくいです。そのため、じんましんを含めて、発疹が出ないように予防や発疹が出たあとのケアが大切になります。

1

かかないように爪を短く切る

かゆいところをかくと、それが刺激になって炎症をするため、余計にかゆくなってしまいます。

しかし、赤ちゃんや乳幼児に「かかない」という言い聞かせは無理です。眠っているときに無意識にかくことも多いため、常に爪を短く切ったり、赤ちゃんにはミトンを付けたりしましょう。

2

医師に伝えるために撮影する

子供の発疹はすぐに治まることが多いですが、再発もしやすいです。後日、医師に伝えるためにも発症した箇所と時間、前後の様子は覚えておきましょう。スマホやデジカメで写真を撮っておくことが役に立ちます。

また、顔や首に発疹が出たときは脂漏性湿疹の可能性がかなり高いです。おしりでしたらおむつかぶれかカンジダ皮膚炎、汗をかいた直後であれば、あせもやとびひなど病名が異なります。

3

肌着を頻繁に取り替える

汗をたくさんかくと皮膚が汚れて、かゆみが増していきます。朝起きた直後、昼寝や食事のあとなど、1日2~3回は肌着を取り替えると、皮膚への刺激がかなり緩和されます。

4

冷たいタオルで清潔を保つ

赤ちゃんの場合はかゆいところに手が届きません。かゆくて泣くこともあり、苦しいことをママとパパに訴えています。

まずはかけない代わりに冷たいタオルで患部をトントンと叩いてあげましょう。夏場であれば、シャワーをさっと浴びて、清潔なタオルでよく拭いてあげることが効果的です。

冬場は暖かくするとかゆみが増すため、室温は上げすぎないほうがいいです。冬でも汗をかいて服に染み込んでいることもあるため、頻繁に着替えさせることが大切です。

5

口周りの発疹は無理をしない

赤ちゃんや乳幼児の食欲は一定ではありません。風邪をひいたり下痢をしていると、食べる量が減ります。特に口に発疹ができると痛がって食べませんが、そのときは無理強いは禁物です。

それよりも水分補給が大切ですので、乳幼児用のイオン飲料や麦茶でミネラルを補給しましょう。

スポンサードリンク

本サイトでは専門性と倫理観に裏付けられた情報を掲載するように努めておりますが、内容の一部に誤りがあるなどのご指摘はお問い合わせより随時承っております。
公開日公開日 2007.10.28
更新日更新日 2017.09.11
執筆者Kirito Nakano

関連する記事

RELATED ARTICLES
冬場に起こるじんましん!乾燥した皮膚は温度差や外部刺激に弱い
冬場に起こるじんましん!乾燥した皮膚は温度差や外部刺激に弱い
場は皮膚の温度差が激しい時期です。屋外が5℃でも室内が25℃となれば、その変化は刺激となって肌が敏感に反応します。さらに冬の湿度は低く...
アレルギー性じんましんを起こす人は運動と花粉症に要注意
アレルギー性じんましんを起こす人は運動と花粉症に要注意
じんましん単体であれば、皮膚がむくんでかゆくなる発疹のみで済むことが多いですが、食べ物によるアレルギー性じんましんに加え、息切れを伴う運...
耳鼻科でスクラッチテスト!体験者はスギやネコにアレルギー反応
耳鼻科でスクラッチテスト!体験者はスギやネコにアレルギー反応
スクラッチテストでは右腕の内側に、1mm程度の小さな引っかき傷を付けます。そこにアレルギーの原因物質を付けて、赤みや膨らみなどの反応が起こ...
アレルギー検査で原因特定!血液検査やスクラッチテストが一般的
アレルギー検査で原因特定!血液検査やスクラッチテストが一般的
アレルギーに対しては現在も「これをすれば必ず完治できる」といった治療法はありませんが、大人になると自然に治ることもあるように、アレルギー...
夏場に起こるじんましん!皮膚への外部刺激や食品の鮮度が原因
夏場に起こるじんましん!皮膚への外部刺激や食品の鮮度が原因
じんましんは皮膚の一部が突然のかゆみとともに赤くなって盛り上がり、しばらくすると消えるといった症状を繰り返す、一般的な皮膚の病気です。最...

著作・制作など

AUTHOR AND PEOPLE
蕁麻疹(じんましん)事典編集部
蕁麻疹(じんましん)事典編集部
執筆・編集
じんましんの原因、予防、治療を徹底解説。寒冷蕁麻疹やコリン性蕁麻疹、アレルギー性疾患なども掲載しています。

スポンサードリンク

SPONSURED LINK

ピックアップ

PICKUP

スポンサードリンク

SPONSURED LINK