アレルギー検査で原因特定!血液検査やスクラッチテストが一般的

患者数が多いアレルギー性じんましん

患者数が多いアレルギー性じんましん

アレルギーに対しては現在も「これをすれば必ず完治できる」といった治療法はありませんが、大人になると自然に治ることもあるように、アレルギーとは上手に付き合っていくことが大切です。

アレルギー性じんましんは原因物質を長期的に避けていくことをすれば、症状の改善と緩和が期待できます。

そのためにもまずは「自分がどのアレルギーに反応する体質であるか」を知りましょう。例えば、動物性のアレルギーでは動物の筋肉に含まれるトロポミオシンというタンパク質に反応します。

トロポミオシンは同じタイプで分別できます。エビとカニは同じタイプのトロポミオシンを含むため、カニでアレルギーが出る人はエビでも発症しますし、バッタに触ってじんましんが出たらハエでもなるといった具合です。

食べ物や動物だけではなく、気温や紫外線などありとあらゆる物質がアレルギーの対象となりますが、同じ系統のアレルギー物質は省いて、原因になりやすい物質だけを重点的に検査をすることで、日常生活で回避できる確率を上げていきます。

病院でできるアレルギー検査の流れ

最初に既往歴や遺伝的要素を問診

アレルギーの症状は多種多様で、同じような症状がアレルギー以外の原因でも起こることもあります。単一ではなく、複数のアレルギーが原因のこともあり、じんましんが起こった状態では、なかなかアレルゲンを特定することはできません。

そのためにアレルギー疾患の疑いがあるときは、早めにアレルギー検査ができる病院で受診することがおすすめです。

病院では最初に既往歴を調べます。アレルギーは一定の条件が揃うと起きやすいので、過去にも同じ状況で起きたか調べます。

さらにアレルギー体質である家族がいるかどうかもチェックします。じんましんは遺伝しませんが、アレルギー体質は遺伝することがあります。遺伝の範囲は比較的広いため、家族を含め、3親等以内の親族まで調べます。

精密検査では誘発試験や除去試験を実施

次にアレルギー検査に入ります。アレルギー検査には誘発試験、除去試験、免疫学的検査、スクラッチテストなど、用途に応じた検査があります。

例えば、誘発試験では少量のアレルギー物質を与えて、患者の様態を観察します。ただし、誘発試験は確実でありながら患者の負担は大きいため、なかなか原因が特定できない重度のアレルギー患者に用いられます。

また、除去試験ではアレルギーの原因と疑われる物質に一定期間触れない方法が取られます。一部の食品を一切摂らないで経過を見るために、時間と負担がかかってしまい、一般的な皮膚科や耳鼻科では行われません。

血液検査やスクラッチテストが一般的

アレルギー検査は免疫など調べる血液検査やスクラッチテストであれば、病院を選ばなくても大抵は検査可能です。

免疫学的検査はIgE抗体を測定する検査です。私たちの体内にアレルギー物質が入るとIgE抗体がアレルギーと反応します。

そのため、血液を採取して、血液とアレルゲンを反応させて、IgEの増加量を調べます。特定の物質に対して、IgEが正常より増加した場合はその物質でアレルギーが起こりやすいです。

スクラッチテストでは大抵は疑わしいアレルギーを溶かした液を皮膚に添加して、その皮膚を引っかいて浸透させます。直接、アレルギー反応があるかを目視で確認できるため、検査結果が即日わかって便利です。

また、実際に検査を受けてみた様子は耳鼻科でスクラッチテストで紹介しています。血液採取による免疫学的検査も行って「花粉、ハウスダスト、ダニ、ペット」などのアレルギー反応を診断しました。

このようにアレルギー検査は簡単な問診から精密検査まで、複数存在します。詳しくはじんましんの原因を調べる14個の検査でも紹介しています。

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公開日公開日 2008.08.11
更新日更新日 2015.07.14

著作・制作など

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蕁麻疹(じんましん)事典編集部
蕁麻疹(じんましん)事典編集部
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じんましんの原因、予防、治療を徹底解説。寒冷蕁麻疹やコリン性蕁麻疹、アレルギー性疾患なども掲載しています。

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