耳鼻科でスクラッチテスト!体験者はスギやネコにアレルギー反応

スクラッチテストでスギとヒノキが陽性

スクラッチテストでスギとヒノキが陽性

アレルギーが起こると腕が赤くなる
2017.09.06
20代 男性 アレルギー性じんましん

実際に耳鼻咽喉科でアレルギー検査を受けてみました。今回は腕にアレルギー物質をこすりつけるスクラッチテストと免疫を調べる血液検査です。自分が予想していた結果とはかなり異なりました。

スクラッチテストでは右腕の内側に、1mm程度の小さな引っかき傷を付けます。そこにアレルギーの原因物質を付けて、赤みや膨らみなどの反応が起こるかどうかを見ます。その際は多少はかゆみを伴うこともあります。

スクラッチテストでスギとヒノキが陽性試しにスギやヒノキを付けたところ、3カ所に赤い腫れが広がっていました。これはスギとヒノキに対するアレルギー反応です。

ただし、反応レベルがそこまで大きくないため、医師からは「確実に陽性ですが、重度ではない」ことも伝えられました。

さらにハウスダストなどの他のアレルギーも調べるために、血液採取による免疫学的検査もしました。血液検査のほうが数十個のアレルゲンを同時に調べられますし、アレルギーの重症度も数値でわかります。

ただ、1個増やすごとに料金が追加されるため、疑われる9個のアレルゲンのみを検査することにしました。

アレルギー検査の特異的IgE判定基準

免疫学的検査では特異的IgE判定基準という分類を覚えておきたいです。IgEとは「体にあるアレルギー反応を示す抗体の種類」になります。このIgEの血中濃度が大きいほど、アレルギー物質に敏感に反応してしまいます。

例えば、ブタクサが60.50IU/mLと出た場合は「1mLの血液にブタクサのIgEが60.50IUも存在する」ということです。下の表を使うと「クラス5」に該当し、重度であることがわかります。

IgE抗体濃度クラス性質判定
~0.340陰性
0.35~0.691疑陽性±
0.70~3.492陽性
3.50~17.493陽性++
17.50~49.994陽性+++
50.00~99.995陽性+++
100以上6陽性+++

血液検査ではスクラッチテストよりも精密に分析をして、症状を数値化させています。検査結果は陰性のゼロを抜かすと6段階で表示されます。

仮に陽性と診断されても、その数値が低ければ「常備薬は使わずにマスクだけでも過ごせる」といった判断ができます。

自分では気付かないアレルギー反応

小さい頃からアレルギー体質で、現在も複数のアレルギーを自覚しています。アレルギー検査の前は「スギやブタクサ、犬アレルギーはすでに経験済みで、ホコリやダニで目が真っ赤になる」と思っていました。

特に春と秋になると花粉の影響で目がかゆくなり、犬に触れると透明な鼻水が止まりません。特にハウスダストには弱いです。

ただ、過去に食べ物でアレルギーが出たことがなかったため、食品のアレルギー検査はしていません。逆に花粉の時期でじんましんが出た経験から、樹木花粉と雑草花粉を多めにしてあります。

耳鼻科で血液を採取して、その血液を病院が検査機関に郵送します。遅くても2週間後には検査結果が届き、再度病院で医師と内容を確認します。そのときの診断結果は次の通りです。

アレルゲン名検査成績クラス性質
コナヒヨウヒダニ15.503陽性
ハウスダスト68.513陽性
ブタクサ0.34以下0陰性
スギ13.503陽性
ヒノキ2.372陽性
ネコジヨウヒ0.832陽性
イヌジヨウヒ0.34以下0陰性
グラス10.34以下0陰性
ザッソウ10.34以下0陰性

自覚症状の通りにスギ、ダニ、ハウスダストはクラス3の陽性でした。私の症状でクラス3であれば、クラス6の人は相当つらいと思いながら、自分のアレルギー体質が最悪ではないことを知り、気持ちが少し楽になりました。

意外な結果としては、自覚していたはずの犬アレルギーが陰性だったことです。以前に犬を触ってかゆくなった理由は、医師によると「犬に付着していたダニかハウスダストの影響だろう」との見解でした。

逆に実は猫アレルギーだったことにもビックリです。ほとんどクラス1に近い2であったためにそこまでのアレルギー体質ではありませんが、以前に「犬を飼いたいけれど、アレルギーがあるので猫にしよう」と思っていた時期があったために危なかったです。

あとは「秋になるとブタクサのせいで目がかゆくなる」も勘違いでした。ブタクサはクラス0で陰性でした。この時期にアレルギー性鼻炎になる理由は、おそらく今回テストをしなかったヨモギのせいかもしれません。

イネも疑わしいですが、グラスとザッソウがクラス0の陰性であったことから、同じ種類に属するイネの可能性は低いです。

このようにアレルギーの血液検査では、自分では把握できなったアレルギーも見つかるため、1度受けてみると確実な対策を講じることができます。

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公開日公開日 2009.10.13
更新日更新日 2017.09.11
執筆者Kirito Nakano

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